「銀魂」に登場する特徴的なアイテム「ジャスタウェイ」をご存知でしょうか?円筒形の体に細い棒の腕、そして死んだような目をした独特の見た目で、多くのファンから愛されています。このジャスタウェイの元ネタは何なのか、そして銀魂の世界でどのような役割を持っているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、銀魂におけるジャスタウェイの設定や由来について詳しく解説します。「ジャスタウェイはジャスタウェイ以外の何物でもない」と作中で言われるこの謎めいたアイテムが、小さな爆弾から始まり、風鈴や目覚まし時計として活躍し、さらには現実世界で競走馬の名前にまでなった変遷をご紹介します。アニメや実写版での登場シーンや、様々なグッズ展開についても触れていきますので、ぜひ最後までお読みください。
- ジャスタウェイの意外な正体と名前の由来に隠された意味
- 銀魂内でのジャスタウェイの多様な活躍シーン
- 架空のアイテムが現実の競走馬として世界的に活躍するまでの驚きの経緯
- 特撮やグッズ展開など、ジャスタウェイが銀魂を超えて広がった影響力
ジャスタウェイの銀魂での元ネタと特徴を解説
もしジャスタウェイがウマ娘に来たら
銀魂でのこのビジュアルが
デザインに反映されるのかな? pic.twitter.com/m0xB2QSzgj— クルよん@ジェンヴィル (@V_UMA_LOVE) February 8, 2025
- ジャスタウェイの正体は高威力の小型爆弾
- マムシ工業で製造されるジャスタウェイ
- ジャスタウェイの作り方と使用目的
- ジャスタウェイの名前の由来は「Just away」
- 銀魂各話に登場するジャスタウェイ
ジャスタウェイの正体は高威力の小型爆弾
ジャスタウェイの正体は、見た目からは想像できない高威力の小型爆弾です。円筒状の胴体に細い棒が腕として取り付けられ、特徴的な死んだような目をしていますが、この愛嬌のある外見からは爆弾とは思えません。
実は、ジャスタウェイは高度にユニット化された対人・対物殺傷・破壊用の爆薬として設計されています。その見た目とは裏腹に、投げると爆発するという恐ろしい性能を持っています。作中では「ジャスタウェイはジャスタウェイ以外の何物でもない。それ以上でもそれ以下でもない」と説明されていますが、これは真相を隠すための言い訳に過ぎませんでした。
ジャスタウェイの名前の由来は「Just away(ジャスト・アウェイ)」と考えられており、「すぐに逃げろ」という意味を持っています。この名前は、爆発する危険物であることを暗示しており、使用後は速やかにその場から離れる必要があることを示唆しています。
しかし、爆弾としての用途だけでなく、銀魂の世界ではジャスタウェイは様々な形で登場します。風鈴、目覚まし時計、こけし、料理の出汁など、幅広い用途で使用されている点も特徴的です。特に目覚まし時計のジャスタウェイは商品化されるほどの人気を博しました。
ジャスタウェイは本来危険な爆弾でありながら、作中では愛嬌あるキャラクターとして扱われ、人気投票でも上位にランクインするなど、読者からの支持も高いです。このギャップが銀魂らしいユーモアを生み出し、単なる爆弾以上の存在感を放っています。
マムシ工業で製造されるジャスタウェイ
ジャスタウェイの貯金箱今も持ってる人居るんかなwwあの、裏にマムシ工業って書いてあるやつ。
飾ってるから、目に入って急に気になった pic.twitter.com/Z4TP9pu65S— FLa⚡︎h (@0_00_oooo) August 30, 2024
マムシ工業はジャスタウェイを製造している工場であり、工場長の「マムシの蛮蔵」がジャスタウェイの開発と製造を取り仕切っています。この工場は一見すると普通の製造工場に見えますが、実は反幕府運動を扇動する組織のカバー企業という裏の顔を持っています。
マムシの蛮蔵は「職にあぶれた浪人を雇ってくれる人情派」として知られており、工場で働く従業員たちからは慕われています。しかし、その実態は幕府に恨みを持つテロリストであり、爆弾としてのジャスタウェイの真の目的を隠して製造させていました。かつて幕府に仕えていた蛮蔵はリストラされ、それが原因で息子がグレてしまったことから幕府への恨みを募らせていったのです。
ジャスタウェイの製造工程は意外にもシンプルです。まず胴体を作り、次に頭を作って組み立て、最後に腕にあたる細い2本の棒を刺して完成させます。しかし、部品を取り付ける際には繊細な技術が求められ、勢い余って頭部・腕部のパーツを深く差し込みすぎると爆発してしまうため注意が必要です。
このマムシ工業に記憶喪失になった銀時が勤務していた時のエピソードは特に有名です。銀時は物凄い勢いでジャスタウェイを量産し、「次期工場長候補」と評されるほどの働きぶりを見せていました。同じく記憶喪失状態で勤務していた近藤も「江戸一番のジャスタウェイ職人になる」と意気込んでいましたが、潜入捜査をしていた山崎に「お前は世界一のバカだ」と一蹴されてしまう場面は、銀魂ファンの間で笑いを誘う名シーンとなっています。
ジャスタウェイをいかに手際よく組み立てることができるかによって次期工場長が決まるとされていますが、山崎は「ジャスタウェイを見ていると労働意欲が失せる」と嘆いており、その独特の外見が作業員の士気に影響を与えることもあるようです。
ジャスタウェイの作り方と使用目的
ジャスタウェイの作り方は非常にシンプルな工程で行われています。まず最初に胴体部分を作り、次に頭部を作成します。その後、両者を組み立て、最後に腕に当たる細い2本の棒を刺して完成となります。一見すると簡単な作業のように思えますが、実際にはかなりの技術が求められます。
特に注意が必要なのは部品の取り付け作業です。勢い余って頭部や腕部のパーツを深く差し込みすぎると、爆発してしまうリスクがあります。そのため、繊細さと正確さが必要とされる作業なのです。銀魂のゲーム『万事屋大騒動!』でもこの点が強調されており、プレイヤーはジャスタウェイを組み立てる際に細心の注意を払う必要があります。
ジャスタウェイの使用目的は多岐にわたります。その主な用途は高威力の対人・対物殺傷・破壊用爆薬としてですが、それだけに留まりません。作中では風鈴や目覚まし時計、こけし、さらには料理の出汁など様々な形で活用されているのが特徴です。このように爆弾としての本来の用途から一般的な生活用品まで、幅広く使われているところがジャスタウェイの面白さでもあります。
一方で、ジャスタウェイの製造技術には別の側面もあります。ジャスタウェイを手早く正確に量産できれば、次期工場長になる可能性も開けるとされています。実際に記憶喪失になった銀時は、驚異的なスピードでジャスタウェイを量産し、「次期工場長候補」と評されるほどでした。
しかし、山崎のように「ジャスタウェイを見ていると労働意欲が失せる」と感じる人もいます。その独特の造形と表情が、人によっては作業効率に影響を与えることもあるようです。これは、製造に携わる工員の個性や感性によって生産性が左右されるという、ジャスタウェイ製造の興味深い側面を示しています。
ジャスタウェイの名前の由来は「Just away」
作り方は。。
胴体を作る。頭を作る。組み立てる。腕を刺して完成!
Just away!!#銀魂#銀魂展行きたい#ジャスタウェイ pic.twitter.com/aUN8B1L1a4— tami_gen (@0512_otgen) February 15, 2024
ジャスタウェイの名前の由来は、英語の「Just away(ジャスト・アウェイ)」であると考えられています。これは直訳すると「すぐに逃げろ」という意味になり、爆弾という性質を持つジャスタウェイにとって非常に適した命名だと言えます。投げると爆発するという特性を持っているため、使用後はすぐに逃げる必要があるからです。
また、台湾版の銀魂では「傑士塔威」という表記が使われており、発音だけでなく、原語の無駄なカッコ良さまで含めて再現しています。この点からも、「Just away」という名前が意図的に選ばれたことがうかがえます。
一方で、現実の競走馬のジャスタウェイは「Just a Way(その道)」という意味で登録されており、こちらは銀魂のジャスタウェイとは若干異なる解釈がなされています。しかし、馬主の大和屋暁がアニメ版「銀魂」の脚本家だったことから、この名前が付けられたことは明らかです。
興味深いのは、実在の競走馬のジャスタウェイが国外では「Just a Way("その道"は俺の道だ)」と「Just Away("早く逃げろ"、逃げられるものなら)」のダブルミーニングと認識されている点です。特にドバイでの圧巻のパフォーマンスを見せた後は、非常にかっこいい名前として扱われるようになりました。
このように、ジャスタウェイという名前はシンプルでありながらも、複数の解釈が可能で奥深い意味を持っています。ギャグ漫画「銀魂」の中でも、こうした言葉遊びや多層的な意味を持つ命名は珍しくなく、作品の魅力の一つとなっています。
銀魂各話に登場するジャスタウェイ
ジャスタウェイは銀魂の複数のエピソードに登場し、時にはストーリーの重要な要素として、またある時は背景の小道具としてさりげなく姿を見せています。その初登場は原作のコミックス7巻第51訓「人生はベルトコンベアのように流れる」(アニメ版では2006年11月23日放送の第32話)でした。
最も印象的な登場回は初登場エピソードです。このエピソードでは、記憶喪失になった銀時と近藤がマムシ工業でジャスタウェイを製造する従業員として働いている様子が描かれています。特に銀時は驚異的なスピードでジャスタウェイを量産し、次期工場長候補と呼ばれるほどの腕前を見せました。しかし、そこに潜入捜査中の山崎が現れ、ジャスタウェイの正体が高威力の爆弾であることが明らかになります。
第57話「無くした物を探すときはその日の行動をさかのぼれ」では、通常のジャスタウェイとは異なる「ジャスタンク」と呼ばれる巨大戦車が登場します。ジャスタウェイの形にキャタピラーを装着したようなデザインで、股間部分には「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲」を内蔵するという攻めた設計となっています。この回ではジャスタウェイのパロディとしての面白さが強調されています。
第153話「寝る子は育つ」では、ジャスタウェイが目覚まし時計として登場します。この目覚まし時計は実際に商品化されるほどの人気を博し、ファングッズとして多くの銀魂ファンに愛されています。
第155話「裏の裏の裏は裏」ではジャスタウェイが競走馬として登場します。この回は脚本家の大和屋暁が執筆したもので、後に彼自身が所有する競走馬にジャスタウェイと名付けることになります。興味深いことに、アニメで描かれた競走馬ジャスタウェイのレース展開と、実際の競走馬ジャスタウェイが初めて重賞を勝利したアーリントンカップのレース展開が酷似していたため、予言と呼ばれることもあります。
その他にも第182話「人気投票なんて糞食らえ」ではジャスタウェイがキャラクター人気投票で22位にランクインするなど、単なる小道具を超えた存在感を放っています。さらに、アニメの各所に色違いのジャスタウェイが置かれていたり、表情が豊かに描かれていたりと、多くのファンがジャスタウェイを探す楽しみも生まれています。
ジャスタウェイの主な登場エピソード一覧
- 第32話「人生はベルトコンベアのように流れる」- 初登場・爆弾として
- 第57話「無くした物を探すときはその日の行動をさかのぼれ」- ジャスタンクとして
- 第153話「寝る子は育つ」- 目覚まし時計として
- 第155話「裏の裏の裏は裏」- 競走馬として
- 第182話「人気投票なんて糞食らえ」- 人気投票22位として
銀魂のジャスタウェイが現実の元ネタとなった例
- 競走馬ジャスタウェイと脚本家・大和屋暁
- 競走馬ジャスタウェイの輝かしい戦績
- トッキュウジャーに登場したジャスタウェイ
- 実写映画「銀魂」でのジャスタウェイの登場
- ジャスタウェイの人気とグッズ展開
競走馬ジャスタウェイと脚本家・大和屋暁
競馬ファンで競走馬のジャスタウェイの元ネタが漫画なの知らないのは理解出来るけど、銀魂のファンでジャスタウェイが元ネタになった競走馬がいるの知らないのは理解出来ん。
原作にもアニメにも出て世界一になった時にはネットで話題になってた。#ジャスタウェイ pic.twitter.com/cvNmkArglT— N也@雲助 (@payback_debt200) February 22, 2023
銀魂に登場するジャスタウェイが、現実世界で競走馬の名前として存在するようになったのは、アニメ「銀魂」の脚本家である大和屋暁の存在があってこそでした。大和屋暁は競馬への深い愛情を持っており、馬主として自分の馬を所有するという夢を実現させたのです。
大和屋暁は競馬ファンとしても知られており、自身が脚本を手がけた『焼きたて!!ジャぱん』や『おジャ魔女どれみ』などの作品でも、様々な競馬ネタを登場させています。特に『おジャ魔女どれみ』ではキャラクターや必殺技の名称が競馬に関連しているなど、彼の競馬愛は作品にも反映されていました。
興味深いのは、馬名を決める際の経緯です。大和屋は主要キャラクターの名前を付けることに抵抗を感じ、「あまり洒落が利いていない感じになる」として避けたと言います。代わりに選んだのが「一見カッコ良さげでありながら、それでいてちょっとアホくさい」というイメージのジャスタウェイでした。この選択は多くの人に驚きをもって受け止められましたが、結果として非常に印象的な馬名となりました。
2010年のセレクトセールでは、ジャスタウェイは1200万円(税抜)で落札されました。当時のセールの結果を見れば分かるように、この価格は比較的安い部類に属していました。同じく父馬ハーツクライの子の中でも、下から3番目タイの安値だったのです。その理由としては、ハーツクライ産駒がまだ実績不足だったことや、母馬シビルの競走成績が目立たなかったこと、さらには脚が外向きだったことなどが挙げられます。
大和屋暁は競走馬のジャスタウェイが活躍すると、金色のジャスタウェイ人形を持って喜ぶ姿が印象的でした。特に2014年のドバイデューティーフリー勝利後には、優勝カップのお礼としてプレゼンターに金色のジャスタウェイを渡すという出来事もありました。この行動は受け取った側を困惑させることになりましたが、大和屋暁の個性的なファンサービスとして話題になりました。
また、大和屋暁はハーツクライの一口馬主(馬の所有権を多人で共有し、賞金を口数に応じて分配する方式)の経験もあり、その息子の馬を所有して重賞制覇どころかGI制覇まで成し遂げるという幸運に恵まれました。さらには父子2代でのドバイ制覇を実現させ、世界的に賞賛される馬を育てるという、馬主としては非常に恵まれた経歴を持つこととなりました。
このように、架空のキャラクター「ジャスタウェイ」から現実の競走馬「ジャスタウェイ」が誕生するという、フィクションとリアルが交差する稀有な例となりました。銀魂と競馬という、一見すると接点のなさそうな2つの世界を繋いだのは、大和屋暁の創造力と情熱だったと言えるでしょう。
競走馬ジャスタウェイの輝かしい戦績
ジャスタウェイという名前を授かった競走馬は、デビュー当初こそネタ馬として扱われていましたが、次第にその実力を発揮し、日本競馬史に残る名馬として歴史に名を刻むこととなりました。
デビュー戦となった新潟競馬場での新馬戦では、他馬を圧倒する末脚を見せて快勝します。その後も重賞で掲示板を確保するなど地味に実力を発揮していましたが、特筆すべきは2012年2月25日のアーリントンカップ(GIII)での勝利です。このレースでジャスタウェイは最後方から大外を回して直線で末脚を炸裂させ、他馬をごぼう抜きするという派手な勝ち方を見せました。興味深いことに、この勝利パターンはアニメ「銀魂」第155話で描かれた架空のレース展開と酷似しており、アニメが予言していたかのような話題を呼びました。
ジャスタウェイの真価が発揮されたのは、2013年の天皇賞(秋)でした。当時、現役最強牝馬と言われたジェンティルドンナを4馬身も引き離す圧勝劇を見せ、一躍名馬としての地位を築きました。このレースでの爆発的な末脚は、ジャスタウェイという名前(爆弾)にふさわしい破壊力を発揮し、多くの競馬ファンに感動を与えました。
2014年には中山記念(GII)を勝利した後、ドバイデューティーフリー(GI)に挑戦します。世界各国から強豪馬が集まるこの大舞台で、ジャスタウェイは残り300メートルで先頭に立つと、そこからあっという間に後続を引き離し、ゴール時には6馬身1/4もの大差をつける圧勝劇を見せました。さらにコースレコードを2秒も更新する「1:45.52」という驚異的なタイムを記録し、世界中の競馬ファンを驚かせました。この記録は約10年9ヶ月もの間破られることがありませんでした。
この圧倒的な勝利によって、ジャスタウェイは世界のレーティングでトップに立ち、日本調教馬が単独でランキング1位になるという快挙を成し遂げました。レート130という数値は世界トップクラスの競走馬しか持ちえないものであり、日本の競走馬としては史上最高の評価を受けることとなったのです。
帰国後の安田記念(GI)でも泥田のような不良馬場にもかかわらず勝利を収め、その後は世界最高峰の凱旋門賞(GI)に挑戦しました。結果は8着でしたが、ジャパンカップ(GI)では2着、有馬記念(GI)では4着と健闘し、2014年最後のレースを終えて引退しました。
ジャスタウェイの生涯成績は22戦6勝(うち重賞5勝)[6-6-1-9]、獲得賞金は5億9569万4000円に加えて300万米ドル(ドバイデューティーフリー)という輝かしいものでした。シルバーコレクター(2着になりがち)とも呼ばれていましたが、勝った時の圧倒的な強さと、特に最終コーナーからの爆発的な末脚はファンの記憶に深く刻まれています。引退後は種牡馬として活躍し、多くの優秀な競走馬を輩出しています。
ジャスタウェイの主な勝利レース
- 2012年:アーリントンカップ(GIII)
- 2013年:天皇賞(秋)(GI)
- 2014年:ドバイデューティーフリー(GI)、安田記念(GI)、中山記念(GII)
トッキュウジャーに登場したジャスタウェイ
白猫の銀魂コラボやってるけど
いつまでたっても、これには慣れないな…それ以上でもそれ以下でもないジャスタウェイ
急にとんでもない強さに化けて、世界まで届いたジャスタウェイ
トッキュウジャーで武器となったジャスタウェイ
笑うわさすがにw pic.twitter.com/DFuvPeI4u2
— lineyan (@lineyan) April 29, 2019
ジャスタウェイは銀魂の世界だけでなく、特撮番組にまで進出しています。2014年11月23日に放送された「烈車戦隊トッキュウジャー」第37駅にて、「管理人ナイト」というシャドー怪人が使用する武器の名前が「ジャスタウェイ」でした。この武器は設定上、正式には「ナイト系ジャスタウェイ」と呼ばれています。
興味深いことに、この回の脚本を担当したのは、競走馬ジャスタウェイの馬主でもある大和屋暁です。さらに管理人ナイトの声を担当したのは、銀魂で眼鏡のツッコミキャラである志村新八を演じる阪口大助という、銀魂ファンにとって嬉しい繋がりがありました。
トッキュウジャーに登場したジャスタウェイは、銀魂の爆弾型ジャスタウェイとは異なり、馬の頭が付いた斧のような形状をしています。管理人ナイトはこのジャスタウェイにまたがることで超高速移動が可能となり、トッキュウジャーを翻弄しました。
このエピソードは、前半がシリアスな展開だったにもかかわらず、後半でジャスタウェイの登場によって一気に笑いの渦に包まれる内容となりました。特に、ザラムにジャスタウェイを「牧場に帰れ!」と投げ飛ばされ空の彼方に消えていく場面では、管理人ナイトが「ジャスタウェイが FAR AWAY!!」と絶叫するシーンがあり、視聴者からは笑いを誘いました。
トッキュウジャーの公式資料では、「自身のナイト系ジャスタウェイは広い世界へ羽ばたいていった」と記載されているなど、大和屋暁が脚本家としての遊び心を存分に発揮した回となっています。
このように、ジャスタウェイという名前は元ネタの銀魂から飛び出し、特撮というまったく異なるジャンルにも進出しました。これは銀魂のキャラクターがいかに多くの人々に愛されているかを示す好例と言えるでしょう。また、銀魂とトッキュウジャーという異なる作品間のコラボレーションは、ファンにとって楽しい驚きとなりました。
この出来事は、創作物が別の創作物に影響を与え、さらに発展していく過程を示す興味深い例です。元は銀魂の中の小道具だったものが、競走馬になり、そして特撮ヒーロー作品の武器へと変化していく流れは、キャラクターが持つ可能性の広がりを感じさせます。
実写映画「銀魂」でのジャスタウェイの登場
実写映画「銀魂」においても、ジャスタウェイはファンを喜ばせる形で登場しています。公開前から注目されていたこの映画では、キャラクタービジュアルの時点で「隠れジャスタウェイ」と呼ばれるほど、様々な場面にジャスタウェイが散りばめられていました。
映画本編では、神楽の抱き枕、冷蔵庫のマグネット、教室の置物、張り紙内のイラスト、謎の工場での作業風景など、実に多彩な形でジャスタウェイが登場しています。特に解禁された場面カットでは全5カットで計7体のジャスタウェイが確認でき、さらにエンドロールの映像内にも1体登場し、合計8体ものジャスタウェイが映画に出演していることがわかりました。
実写版のジャスタウェイは爆弾ではなく、ドレッシングやゴミ箱など日常的なアイテムとして描かれています。特に話題になったのは「ジャスタウェイドレッシング」というアイテムでした。実写映画「銀魂」の公式Twitterで公開されたこの商品は、800円という価格設定で紹介され、多くのファンから「実際に商品化してほしい」という声が上がりました。
このように実写映画でも存在感を発揮したジャスタウェイですが、その描写にはある意図があります。初めて「銀魂」に触れる視聴者にとっては気にならない程度に抑えつつも、原作ファンにとっては「探す楽しみ」を提供するという、絶妙なバランスが取られているのです。ジャスタウェイを見つけることが、一種のイースターエッグ(隠し要素)として機能しているわけです。
実写映画「銀魂 THE FINAL」でも同様に、ジャスタウェイは重要な役割を果たしています。この作品では空知英秋先生が全面協力し、ジャスタウェイを含むゆかりのアイテムが描きおろしのビジュアルとして登場しました。原作者自らがジャスタウェイの存在を重視していることの表れと言えるでしょう。
実写化という形で「銀魂」の世界観を表現する際、ジャスタウェイは原作との繋がりを象徴する重要なアイテムとして機能しています。アニメや漫画では当たり前に登場するジャスタウェイを、いかに実写の世界で表現するかという挑戦が、結果的に作品の魅力を高める要素となりました。
原作ファンにとっては懐かしさを感じさせ、新規ファンには「銀魂」の独特な世界観を伝える装置として、ジャスタウェイは実写映画でもその存在感を発揮したのです。
ジャスタウェイの人気とグッズ展開
【⭐️新景品⭐️】
『銀魂 SOFVIMATES~ジャスタウェイ~』登場いたしました✨
銀さんと同日にみんな大好きジャスタウェイも登場ッ‼️
そこにいるだけで銀魂ワールドになる、すごいやつです。是非GETして下さいね🎩✨#銀魂 pic.twitter.com/GwtZjT9sw6
— シルクハット津田沼 (@SILKHAT_Tsuda) December 12, 2024
ジャスタウェイは銀魂の中でも特に印象的なアイテムとして、多くのファンから愛されています。元々は爆弾という設定でしたが、そのシンプルな形状と死んだ魚のような表情が特徴的で、一度見たら忘れられない存在となりました。この独特な魅力が功を奏し、キャラクター人気投票では実に22位にランクインするという驚異的な結果を残しています。
このような人気を受けて、ジャスタウェイは様々なグッズとして商品化されてきました。キーホルダーやストラップといった定番アイテムはもちろん、クッション、ぬいぐるみ、フィギュア、さらには実際に使える目覚まし時計まで、幅広い商品展開がなされています。特に目覚まし時計は第153話「寝る子は育つ」で登場したアイテムがそのまま商品化されたもので、ファンにとっては垂涎の一品となりました。
「一番くじ」などのくじ商品でも、ジャスタウェイをモチーフにした専用グッズが登場するなど、銀魂関連商品の中でも定番的な存在となっています。また、銀魂のゲーム内では武器として使用されたり、他のゲームと銀魂がコラボする際にもアイテムやシンボルとして登場することが多いです。
ジャスタウェイの人気の秘密は、その「わかりやすさ」にあると言えるでしょう。複雑な設定や背景がなくても、見た目だけで強烈な印象を与えるデザインは、キャラクターグッズとして非常に優れています。また、アニメでは表情が豊かに描かれることもあり、同じジャスタウェイでも登場シーンによって微妙に表情が変わる点も、コレクター心をくすぐる要素となっています。
さらに近年では、ソーシャルゲーム「ウマ娘」の影響もあり、競走馬のジャスタウェイに対する注目も高まっています。ゲーム内のキャラクター「ゴールドシップ」は実在の競走馬がモデルですが、現実世界では馬房が隣同士で親友だったジャスタウェイとゴールドシップの関係から、ジャスタウェイのウマ娘化を望む声も多数挙がっているようです。
ジャスタウェイの人気は国境を超えて広がっており、台湾版では「傑士塔威」という表記で親しまれています。これは発音だけでなく、原語の持つ独特なかっこよさまで再現しようとする試みであり、国際的にも愛されるキャラクターになっていることを示しています。
このように、元々は作中の小道具として登場したジャスタウェイが、今や銀魂を代表するキャラクターの一つとして確固たる地位を築いています。シンプルでありながらも強烈な個性を放つジャスタウェイは、これからも多くのファンに愛され続けることでしょう。
総括:銀魂のジャスタウェイの元ネタは?小物から競走馬までの変遷
この記事をまとめると、
- ジャスタウェイの正体は反政府勢力が製造する高威力の小型爆弾である
- 名前の由来は「Just away(すぐに逃げろ)」という意味合いを持つ
- マムシ工業で製造され、工場長はマムシの蛮蔵である
- 製造工程は胴体→頭→組立→腕の順で行われる
- 部品を深く差し込みすぎると爆発するため注意が必要である
- 銀時は記憶喪失時に次期工場長候補と呼ばれるほどの生産能力を発揮した
- 爆弾以外にも風鈴や目覚まし時計、料理の出汁など様々な用途で登場する
- 台湾版では「傑士塔威」と表記され、独特のかっこよさを再現している
- キャラクター人気投票では22位にランクインする人気ぶりである
- アニメ「銀魂」の脚本家・大和屋暁が実在の競走馬に命名した
- 競走馬ジャスタウェイは天皇賞(秋)やドバイデューティーフリーなどのGIを制覇した
- ドバイデューティーフリーでは約10年間破られないコースレコードを樹立した
- 特撮「トッキュウジャー」では管理人ナイトの武器として登場した
- 実写映画版「銀魂」では様々な場面に隠れジャスタウェイが配置されている
- キーホルダーや目覚まし時計など多数のグッズ展開がされている