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2024年に発売されたホラーゲームのマウスウォッシングは、考察しがいのある作品としてゲームファンの間で大きな話題となりました。宇宙船タルパ号で起きた悲劇の真相、そして衝撃的な結末に至るまで、プレイヤーを翻弄する巧みな物語構成が多くの人々を魅了しています。本作は執筆時点でSteamの英語レビューにおいてOverwhelmingly Positiveを獲得しており、世界中で考察が活発に行われているタイトルです。
この記事では、マウスウォッシングというゲームの考察を通じて、作品に隠された真相と登場人物たちの心理を深く掘り下げていきます。なぜ衝突事故は起きたのか、カーリーが生かされた理由とは何か、そしてラストシーンに込められた意味とは。プレイ済みの方はもちろん、実況動画で視聴した方にも新たな発見をお届けできる内容となっています。
本記事には物語の核心に触れるネタバレが含まれます。また、性加害、自死、身体損壊などのセンシティブな内容を扱っています。未プレイの方や、これらの描写に敏感な方はご注意ください。
- ジミーとカーリーの二重視点が生み出す叙述トリックの仕組み
- 衝突事故の真犯人と隠された動機の全貌
- 各登場人物が抱える闇と行動原理の深層分析
- タイトルに込められた皮肉と物語のテーマ性
マウスウォッシングの考察でゲームの真相に迫る

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- ジミーとカーリーの視点が隠す叙述トリック
- なぜ衝突事故を起こしたのか?その動機を分析
- アーニャの妊娠と性加害問題の深層
- スウォンジーとダイスケの立ち位置を読み解く
- 時系列シャッフルがもたらすミスリード効果
ジミーとカーリーの視点が隠す叙述トリック
本作最大の驚きは、物語終盤で明かされる衝突事故の真犯人にあります。ゲーム冒頭からプレイヤーは、船長カーリーが故意に衝突を起こしてクルーを巻き込んだという説明を受けながらストーリーを追いかけることになります。これは作中でジミーが他の乗組員にそう説明し、プレイヤーもその前提を信じ込まされる構造になっているためです。
このトリックを成立させているのは、一人称視点という形式と二人の視点を交互に体験するという構造といえます。カーリー視点のパートでは衝突までの日数がカウントダウンされ、ジミー視点では衝突後の月日が経過していきます。プレイヤーは自然とカーリーが何らかの理由で事故を起こしたのだろうと推測しながら進めることになるわけです。
ゲームの構造自体がトリックに最適化されているように見えます。一人称視点であるがゆえに、プレイヤーは操作キャラクターの行動や思考を疑うことなく受け入れてしまう傾向があるのです。
そして迎える「衝突まで0日」のシーン。ここでプレイヤーに突きつけられるのは、ジミーこそが衝突事故を招いた張本人であるという事実です。彼は周囲に嘘をつき、プレイヤーをも欺いていたことが明らかになります。信頼できない語り手としてのジミーが浮き彫りになる瞬間であり、それまでの物語をすべて再解釈する必要に迫られます。
なお、真犯人から注意を逸らすためのミスリードが複数の人物に振られている点も特徴的です。この詳細については後述の「スウォンジーとダイスケの立ち位置を読み解く」で掘り下げます。
なぜ衝突事故を起こしたのか?その動機を分析
ビビビときて買って速攻でプレイしたMouthwashing、メチャ面白かった。事故により宇宙を漂流することになった貨物船の乗員を描くサイコホラーADV。時系列を頻繁に行き来する内容なのに構成が上手くて割とスッと入ってくる。2時間ほどのサイズでやりやすいのも個人的に良かった。 pic.twitter.com/YT4N3DtnBu
— stggc (@stggc) February 1, 2025
ジミーが意図的に宇宙船を衝突させた動機については、複数の解釈が存在します。作中で示唆されているのは、衝突直前にアーニャから妊娠を告げられたこと、そしてPony Express(ポニー運送)から船員が解雇されることを知ったという二点です。
ゲーム内の演出で注目されているのは、衝突前のシーンで表示される殺菌に関する文言です。これを乗組員に重ね合わせる解釈も一部のプレイヤーの間で語られていますが、あくまでも象徴的な演出として受け取るのが妥当でしょう。
ジミーが完全に計画的な行動を取ったのかどうかは議論の余地があります。作中の演出からは、衝動的な行動であった可能性を示唆する要素も存在するからです。精神世界での「事故だった」という発言なども、解釈を複雑にしている要因といえます。
現実の航空機事故では、操縦士が故意に墜落させた事例が報告されています。本作のジミーの行動にも、そうした現実の事件からの影響が見られるかもしれません。
もう一つの仮説として、ジミーには当初別の凶行を考えていた可能性も指摘されています。アーニャが銃を隠した行動には、そうした危険を察知していた背景があるのかもしれません。
アーニャの妊娠と性加害問題の深層

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本作においてアーニャが背負っているテーマは、女性蔑視と性被害の矮小化という重いものです。作中の描写から妊娠の相手がジミーであることが示唆されており、その関係性が同意に基づくものではなかったことも暗示されています。
重要なのは、アーニャがカーリーに対して複数回SOSのサインを送っていたという点です。精神鑑定時にジミーから不適切な言動を受けていること、寝室に鍵がかからないこと。これらの訴えに対するカーリーの反応は、深刻さを十分に受け止めたものとはいえませんでした。「俺がなんとかする」という言葉の実態は、友人同士のなあなあなやりとりに過ぎなかったように見えます。
アーニャがジミーに対して親密に振る舞っているように見えるシーンがありますが、これは加害者を刺激しないための自己防衛だったという解釈が成り立ちます。被害者が加害者に迎合的な態度を取ることは、こうした状況下では珍しくない反応として知られています。
銃を盗んだことが発覚した際のやり取りは象徴的です。カーリーの「俺を頼ってくれてよかったんだ」という言葉に対し、アーニャは「何をしてくれたって言うんですか」と返します。この断絶は、権力構造の中で声を上げても救われなかった女性の絶望を端的に表現しているように見えます。
スウォンジーとダイスケの立ち位置を読み解く
スウォンジーとダイスケ🐶 #Mouthwashing pic.twitter.com/ituUjx9KnA
— つぶらもち (@tubura89) January 9, 2025
熟練メカニックのスウォンジーは、作中で最も人間らしいキャラクターとして描かれています。生きるためには何でもするし、今を楽しむし、後輩にはきちんと仕事を教える。一方で他者を簡単には信用しない現実主義者でもあります。
スウォンジーがプレイヤーの疑いの目を向けられるようミスリードされている点は重要です。作業エリアへの立ち入りを拒む態度、象徴的に使われる斧、冷凍ポッド(クライオポッド)の存在を隠していたこと。これらの行動はすべて、真犯人であるジミーから注意を逸らす仕掛けとして機能しているように見えます。
スウォンジーが冷凍ポッドを隠していた理由については、仲間内での争いを避けるためという説が考えられます。半年生き延びるのが困難な状況で、一人だけ長期間生存できる装置の存在は争いの種になりかねません。また、彼は「太陽みたいな若造」と評したダイスケをポッドに入れて助けたかったのではないかとも推測されています。
積荷であるマウスウォッシュについて、高アルコールという特性から、スウォンジーを中心に酒代わりに飲む描写が見られます。極限状態での精神的な逃避として機能していたのでしょう。
新人メカニックのダイスケは、ジミーに従う無垢な存在として描かれています。インターンとして初めてタルパ号に乗り込んだ彼は何も知らず、慕う人間がそばにいることで、プレイヤーはジミーを頼れるリーダーだと信じてしまいます。これもまた真相を隠すための巧みな作劇といえるでしょう。
時系列シャッフルがもたらすミスリード効果

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本作の物語構造において、時系列のシャッフルは単なる演出以上の意味を持っています。作中の演出例として、インベントリを開閉する際に場面が転換するシーンが挙げられます。これまでの操作経験に基づいてプレイヤーが同じ行動を取るだろうという前提に基づいた仕掛けであり、プレイヤーの認知を逆手に取った巧みな演出といえるでしょう。
こうした演出が効果的に働く理由として、停滞した閉鎖空間を舞台にした作品では劇的な展開が終盤に集中しがちだという点があります。シーンを時系列から切り離して配置することで、序盤からプレイヤーの興味を引きつける効果が生まれていると考えられます。
シーンの切り替えごとにバグのようなホラー演出が挿入されますが、これは主人公の不安定な精神状態と時系列の混濁を視覚的に表現しているように感じられます。状況が制御不能であることを強調する効果も担っているのでしょう。
各シーンから余分な要素を削ぎ落とし、ストーリー的に重要な部分だけを残すことで、時系列がバラバラでも物語を追いやすくなっている印象を受けます。
マウスウォッシングの考察からゲームの結末を紐解く

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- カーリーが生かされた「2つの理由」とは
- ラスト凍結ポッドシーンの意味を考察
- 「責任」というテーマが示すものは何か?
- タイトル「Mouthwashing」に込められた皮肉
- ポニー運送のディストピア世界観と登場人物の運命
カーリーが生かされた「2つの理由」とは
衝突から2ヶ月の時点で、ジミーはアーニャとの会話の中で「カーリーを生かす理由が2つある」と述べています。1つ目の理由は直前の会話から推測でき、事故を起こそうとした人間として責任を問うためというものでしょう。しかし2つ目の理由は作中で明確には語られていません。
ジミーが述べるところによれば、船員たちで話し合って決定したとされるこの理由について、苦しみを与えるためという解釈が作品テーマと整合するように思われます。本作の冒頭と結末に表示される「苦しみを祈る」というフレーズは、誰から誰へ向けられた祈りなのか。船員たちはカーリーの苦しみを祈ったという読み方もできるでしょう。
しかし皮肉なことに、カーリーは事故を起こしておらず、罰を受けるべき立場にはありませんでした。前作「How Fish Is Made」との関連で、カーリーは聴力を失っているのではないかという説がファンの間で語られています。もしこの説が正しければ、カーリーはジミーや他の船員の発言を理解することができない状態だったかもしれません。
ただし、これはあくまでも一つの解釈であり、作中で明確に示されているわけではない点に注意が必要です。
ラスト凍結ポッドシーンの意味を考察
話題のMouthewashing
PS1時代を思わせるようなローポリだからこその気味悪さを感じた
3時間弱でクリアできて映画を見た後のような感覚
ラストは最悪だが腑に落ちる展開だった
ストーリー全てを理解しているわけではないけれどスウォンジーは良いやつだった…と思う#mouthwashing pic.twitter.com/oUrohxkxJv— かやの小雪 (@kayano_koyuki1) December 10, 2024
物語の結末で、ジミーはカーリーを唯一稼働している冷凍ポッドに入れ、自らは拳銃で命を絶ちます。このラストシーンには複数の解釈が可能です。
自己犠牲の演出という見方がまず挙げられます。スウォンジーから「船長は船と心中すべきではないのか」と問われ、「一つでも正しいことができたら」と言われたジミーは、自分ではなくカーリーを生かすことで正しい行動を取ったという満足感を得たかったのかもしれません。
しかしより暗い解釈も成り立ちます。脚を切断されたカーリーは止血もされておらず、長くは持たない状態と推測されます。この状態で凍結されたとしても、解凍した瞬間に死ぬ可能性が考えられます。数時間で死んで苦しみから解放されてしまうくらいなら、救助船に発見されるまでの長い期間苦しませようという意図がジミーにはあったのかもしれません。
ラストシーンでは、下半身から凍結が進み、やがて視点の操作が効かなくなるという演出が施されています。エンドロールが流れても操作可能な状態が続くのは、プレイヤーにカーリーの無力さを体感させる意図があるように感じられます。
操作キャラクターの手足が基本的に見えない本作において、ラストシーンで己の無力な手足を見渡せる演出は印象的です。カーリーの生存可能性については様々な見方がありますが、冷凍ポッドの解凍に耐えられるかどうかは疑問が残るところです。
「責任」というテーマが示すものは何か?

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本作で繰り返し語られるのは「責任」という言葉です。ジミーは「俺が責任を取る」と口にしながら、実際には責任から逃げ続けているように描かれています。アーニャに対する威圧的な態度、ダイスケを危険な作業に向かわせたこと、スウォンジーとの対立。口先だけの責任感と実際の行動の乖離が、彼というキャラクターの核心といえるでしょう。
本作は「本当の責任感とは何か」を問いかける作品として読むことができます。すべての選択肢において最悪な結果を招いたらどうなるのかというコンセプトが、この物語を貫いているように感じられます。
興味深いのは、カーリーもまた責任を果たせなかった人物として描かれている点です。アーニャのSOSを見逃し、ジミーの危険性を見抜けなかった。善くあろうと努める中立者でありながら、権力勾配のある問題に対して中立的であることは、実質的に強者に寄り添う行為だったという見方もできます。
しかしカーリーの評価については注意が必要です。彼自身も解雇後の将来について不安を抱えており、精神的な負担を抱えていました。他の船員同様に追い詰められた一人であり、すべての責任を彼に負わせるのは酷というものでしょう。
タイトル「Mouthwashing」に込められた皮肉
Mouthwashing をプレイして心が折れたすべての人に見てほしいです🥲🩷
※⚠ Mouthwashing は痛くて恐ろしい描写が出てくるホラーゲームです。ゲームのキービジュアルも閲覧注意なので、グロ表現やゴア表現(不快にさせるものや残虐なもの)が苦手な方は絶対に検索しないでください.ᐟ ⚠ https://t.co/Ur7WKShl1K
— ゆいか (@youeeka) December 29, 2025
本作のタイトルであるマウスウォッシングは、作品内において「口先だけで実効性のない行為」や「責任の空転」を象徴する要素として機能しているように見えます。この皮肉が最も当てはまるのは、ジミーの行動そのものではないでしょうか。
口先では「責任を取る」と言いながら、実際には状況を悪化させるだけのジミー。食糧としても消毒液としても役に立たず、状況を悪化させる要因となった積荷のマウスウォッシュと、彼の空回りぶりは重なり合います。
タルパ号が運んでいたマウスウォッシュは、作中では消毒の代用品として使われる描写がありますが、根本的な救いにはなりません。むしろ状況をより悲惨に見せる小道具として機能しており、こんな安価なもののために長い年月をかけて運ばされ、こんなもののために死ぬのかという、笑うしかない絶望感が作品全体を貫いているといえるでしょう。
タイトルの由来について、もともと開発中のコードネームだったという説がファンの間で語られています。真偽は定かではありませんが、ゲームが完成に近づくにつれ、このタイトルが作品のテーマと合致していると感じられたのかもしれません。
カーリーが船員に解雇を伝えたことを「マウスウォッシング」と呼ぶ解釈もありますが、伝えるタイミングが早かろうと遅かろうと船員が苦しむのは避けられなかったでしょう。むしろ早めに告げることで解決策を考える時間が生まれるという判断は、責任ある立場として間違いではなかったともいえます。
ポニー運送のディストピア世界観と登場人物の運命

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本作の背景には、Pony Express(ポニー運送)という有人貨物船企業の存在があります。配達後に船員が解雇されることが決まっており、この通知を受け取った船員たちは顔色を変えました。それは彼らにとって非常に深刻な意味を持っていたことがうかがえます。
各キャラクターの解雇後の展望を整理すると、ジミーの絶望の深さが浮かび上がってきます。カーリーには次の会社への推薦があり、スウォンジーには長年の経験と技術がありました。ダイスケはまだ若く両親も健在で、アーニャは医者になるという目標に向けて努力しています。特筆すべき強みがないジミーだけが、解雇によって最も追い詰められる立場だったのです。
以下の表は作中描写からの整理であり、一部は推測を含みます。
| キャラクター | 役職 | 解雇後の展望 |
|---|---|---|
| カーリー | 船長 | 他社への推薦あり |
| スウォンジー | メカニック | 豊富な経験と技術を持つ |
| ダイスケ | 新人メカニック | 若さと支えてくれる両親の存在 |
| アーニャ | 医療担当(メディック) | 医者を目指して勉強中 |
| ジミー | 副操縦士 | 特筆すべきものなし |
技術が発達した未来世界でありながら、人と人との間に生まれる感情や関係は現代と変わりません。スウォンジーはダイスケに仕事を教え、カーリーは船長として悩み続け、そしてジミーは取り返しのつかないことをしてしまいました。どれだけ技術が進歩しても、人間の愚かさと弱さは変わらないという普遍的なテーマが、このディストピア的な世界観の中で描かれています。
本作は基本的に一本道のストーリーであり、プレイヤーの選択によって結末が変わるタイプの作品ではありません。それでも、救いのある結末が用意されていないと感じさせる構成になっており、プレイヤーに深い余韻を残します。現実には常に正解やハッピーエンドがあるわけではないというメッセージが込められているのかもしれません。
総括:マウスウォッシングを考察!ゲームの真相と結末を徹底解説
- 本作は一人称視点と二重視点を活用した叙述トリックが特徴的なホラーゲームである
- 衝突事故の真犯人は船長カーリーではなく副操縦士のジミーだったことが終盤で明かされる
- ジミーの犯行動機はアーニャの妊娠報告と解雇通知による絶望が複合したものと推測される
- アーニャは作中で性被害と女性蔑視というテーマを背負ったキャラクターとして描かれている
- スウォンジーへの疑惑は真犯人から目を逸らすためのミスリードとして機能している
- 時系列シャッフルはプレイヤーの興味を持続させるための演出手法と考えられる
- カーリーが生かされた2つ目の理由は作中で明言されておらず様々な解釈が存在する
- 前作との関連からカーリーは聴力を失っている可能性がファンの間で語られている
- ラストの冷凍ポッドシーンには自己犠牲の演出と苦しみを与える意図の両面が読み取れる
- 「責任」という言葉を口にしながら責任から逃げ続けるジミーの姿が作品の核心といえる
- タイトルのマウスウォッシングは作品内で口先だけの行為を象徴する要素として機能している
- ポニー運送からの解雇通知がキャラクターたちを追い詰める要因となった
- 解雇後の展望がないジミーだけが真に絶望する立場だったと考えられる
- 本作は一本道のストーリーであり救いのある結末は用意されていない
- 人間の愚かさと弱さは技術が進歩しても変わらないという普遍的なテーマが描かれている